日本の独自技術加工を駆使したペット用ブラシ

日本の独自技術加工を駆使したペット用ブラシ

ブラシピン(ブラシ毛)ですが、この部分一つとっても奥が深いです。弊社の商品はステンレス製ですが、他社様(海外製など)にはゴムなどの素材で作っているものもあります。
ブラシピン(ブラシ毛)部分に付いて心配なことは、ペットの皮膚に触れるということです。ペットの皮膚は人間の赤ちゃんかそれ以上に薄い皮膚をしています。ここを傷つけてしまってはブラシの意味がありません。

他社様製で言えば、例えばブラシがステンレス系であってもピン先に”樹脂玉”をつけた製品や、そもそもブラシ毛部分をゴム製にしたりと皮膚への配慮をしているわけです。
長所と短所は表裏などと言われたりしますが、こういった製品にも長所短所があります。長所は前述通り皮膚への配慮ですが、短所としては”樹脂玉”ブラシは、この樹脂玉が剥がれ落ちたりすることがままあります。

たくさんのブラシ毛の中の1本のピン先樹脂玉が取れてしまっただけでも、それに気づかずブラッシングをしてしまうと、ペットの皮膚に線状の傷をつけてしまう恐れが出てきてしまいます。ですのでその場合は使用するのをやめ、すぐに新しいブラシに取り替えるべきです。

他方、ブラシ毛がゴム製の物はどうでしょうか。スレンレス製と違って柔らかく皮膚への当たりも優しくて良さげです。しかしブラシ毛を細くすることがブラシ製品としての能力を低下させてしまいます。想像すればすぐわかりますが、細長いゴム毛だと腰が柔らか過ぎて本来のブラッシングが十分にできないのです。ですのでゴム製のブラシは、ブラシ毛部分を太く作られたりしているものが多いのが実情です。

例えばブラシ毛部分をプラスチック製ならどうでしょうか。細くは作れますが、細いプラスチックであればすぐに折れてしまい、逆に危ないです。
ブラッシング性能にも関しますが、効果的なブラッシングは毛の生え際まで毛先が届かないと最大化しません。それには「ピン先(毛先)が細くないとスムーズに潜り込めない」のです。前述の”樹脂玉”も”太いゴム毛”もどちらも毛先が太いので、生え際まで潜り込むのにスムーズとは言えない場合があります。この辺りも難しい点です。
プロのトリマーさんはこの辺りは大抵熟知されておられる方が多いので、こういった方々が使用するいわゆるプロ用のスリッカーブラシには、ブラシ先端が太くなる原因である”先に何かが付いている”ようなタイプのブラシはあまり使用されていらっしゃらない場合も多々あり、理由としては前述のようなことが挙げられます。

そこで弊社のスリッカーブラシですが、この長所短所を見極めた結果たどり着いた答えである”ステンレスのピン先を丸く加工する”ということを採用しています。

↑ピン先拡大画像
ピン先を丸める加工と一言で言えばカンタンです。しかしこの細いピン先をここまでキレイに丸める加工ができる技術を持つ所は日本国内に片手で数える程度しかありません。まさに日本の優れた技術であり、海外製品を検証してみてもこのレベルのものは自分で色々と確かめた限りでは見当たりませんでした。
このピン先を丸く加工するという技術のおかげで、ピン先に何もつけず細いスレンレス毛のままでブラッシングが可能になりました。実際にブラッシングをしてみると、スッと地肌まで軽い力で到達します。
地肌(皮膚)にまで到達することで、血流促進などのいわゆるマッサージ効果や皮膚の老廃物の除去も期待できます。

ブラッシング効果を最大化できる要因とは

ピン先の件は横に置いておき、ピン(ブラシ毛)そのものに付いても記載が必要です。
ステンレス製のピンを使っている製品はたくさんあります。弊社製品もその一つです。ではなぜステンレスなのか、という点です。
結論を先に申し上げると弾力性・剛性のバランスが良いからです。ブラッシングをするとピンは引っ張られますが、引っ張られたのちに元の形状に戻ります。この繰り返しです。形状が元に戻るには弾力性に富んでいなくてはできません。かつ、すぐに折れてしまうものであれば製品として問題があります。
弊社のスリッカーブラシのピンには国内製ステンレスSUS 430という素材を採用しています。サビにくく変形しにくいという特徴を持っています。

あと重要な点としてペットブラシとしてのブラッシング効果を最大化できる要因に「ピンの腰折れ角度」があります。
ペット用ブラシをよくみると、ピンが「くの字」に折れ曲がっている製品が多くあります。(もちろんストレートのものもありますがここでは割愛します)
この「くの字」の折れ曲がりがブラシ性能に大きく関わってきます。ブラシ本体とブラッシング角度がペットの体と大体水平だと仮定すると、最小限の力でペットの皮膚生え際まで入り込むにはおおよそピンの折れ角度は45度以上ないと効率的ではないのです。
45度以上ないとスムーズに生え際まで潜り込めずに、皮膚に近いペットの毛の上を単に撫でたブラッシングをしてしまう原因になります。これだとふわっとしたキレイな整毛は難しいです。整毛は毛の根元からブラッシングしなければ効果の最大化が難しいのです。もちろん角度の無いブラシでも「できない」とは言ってません、時間をかけて何度もブラッシングすれば可能なのかも知れませんが、ご自身の愛犬・愛ネコであればたっぷり時間をかけて、それも含めてスキンシップになると思います。
しかし、職業としてのトリマーさんの場合だったらどうでしょうか。たくさんのワンちゃんネコちゃんの整毛をするとなると、ブラッシング整毛効果の高いブラシは必須道具となります。

ここにもさりげなく日本の技術

このピン折れ角度45度ですが、これもピン先を丸める加工と同じで口でいうのはカンタンです。しかし、この45度に折り曲げて、しかも全部のピンと同じ角度に「揃える」という技術は意外に難しい加工技術となります。

↑弊社スリッカーブラシ
新しくペットブラシをお求めになられる方は一度この角度とブラシピン全体に揃っているか?に注目してください。ひどい商品になると角度がピンごとにバラバラなものも存在します。これではブラッシングの仕上がりに満足いかない場合もあるかと思います。
もちろん道具だけの話しではなく、それを使う人の使い方も大事です。力まかせで梳(と)かしてはペットの皮膚を傷つけてしまいます。スリッカーブラシは軽くペンを持つようにして軽く撫でるように使っても、少ない力でかなり効果があります。優しくブラッシングしてあげてください。

ペットへの優しさは、ブラッシングの優しさでもあります。

◆今回ご紹介しましたスリッカーブラシ(日本製)は弊社のAmazon店でも販売いたしております。ぜひご確認くださいませ。
もちろん弊社は「ラウンドトップピン 」正規取扱店です。

◆ライフスタイルファン神戸◆
スリッカーブラシ 日本製
↑クリックしてお確かめくださいませ。

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